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「幻影師アイゼンハイム」

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まず一言。。
本当に素晴らしい映画です。
あのスティーヴン・キングが称賛するのも納得な一本です。
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よく練られたストーリーも良質で濃厚。
そしてエドワード・ノートンの憂いを帯びた演技、
最高に切ないです。
警部役のジアマッティも、とても良い味を出しています。

始まって30分で「この映画は絶対に面白い」と
確信しました。

映画の世界観に引き込まれ、
ラストの余韻はなんというか、
ハッピーエンドなんですが、
あまりによく出来ている為、泣きそうなくらい感動します。
この映画の世界観にまだ浸っていたい
そんな気にさせられます。

この映画の素晴らしいところですが、

1.アイゼンハイムは全てを手に入れている

よくよく考えると最後にはアイゼンハイムは
全てを手に入れているのです。

最愛のソフィだけでなく、
最後にはペンダントのためだけに危険を冒し
賭けに出て見事取り返します。
素晴らしい男気、プロ幻影師根性に脱帽です。

2.幻影を見ていたのは。。。

オチの部分ですが、これが本当に秀逸。。

途中までは悲劇の幻影師の人生を俯瞰で眺めているのですが、
最後のオチを知ったとたん実は私達が途中からアイゼンハイムに
幻影を見せられていたことに気づきます。

そう稀代の天才アイゼンハイムが騙していたのは
我々だったのです。

最後にそこに気づくと
実際に映画の中で彼の魔術を見ていた観客と
同じリアクションを取ります。
騙されているんですが、とても嬉しい。
なんだかスッキリして彼を尊敬のまなざしで
見てしてしまいます。
(最後の警部の表情がそのまま観客の心情を表しています。)

オチを知っていてても
再度別の見方で映画が楽しめる。

こういう映画こそ単館でなく、
多数の映画館で上映して皆に見て欲しい。。

映画本来の素晴らしさをあらためて知りました。
映画って本当に素晴らしい!

というわけで今回の評価
★★★★★
星5つです。

プロフィールはコチラ

『最高の人生の見つけ方』

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CMに惹かれて観に行ったものの。
もうひどい駄作でした。。
  
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン
名優2人のロードムービーといった触れ込みでしたが、
内容はまったくそんなことはありません。
『なんかいい雰囲気』の薄っぺらい話をだらだらしている
トーク映画です。

無理に涙を誘うミエミエの演出。
矛盾点だらけの脚本。
ハリウッドの薄っぺらさ全開!

ジャック・ニコルソンも
自分の娘にこだわっていたくせに、
最後まで娘に会いにいかない。
娘のくだりはまったく必要なかったのでは???

まったく山場もドキドキする場面もありませんでした。
これだけ良い映画に見せておいての駄作だと
ちょっと映画CM不信になります。

個人的には「ノッキングオンヘブンズドア」や
「ショーシャンク」的なものを想像していたんですが、
この映画は足元にも及ばない・・・。

あまりにひどいのでちょっと調べてみると
アメリカの批評家には相当酷評されたようです。

アメリカで大コケした映画を
なんとなくいい映画っぽく見立てて日本で流し、
てそこそこヒットさせてしまうよくあるアレ。
まさにの典型です。
感動した!なんてレビューもありますが、、
映画好きの人が観たら一発で分かる駄作です。。

唯一の評価点は、
御歳71歳のジャック・ニコルソンの元気な姿!
スカイダイビングしたり、走り回ったり・・。
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日本の70歳以上の俳優にこんなことは絶対出来ません!
イージーライダーでコークをスニフしながら撮影に臨んでいた
ジャックがまだ元気でいることに感動!

  というわけで今回の評価
  ★☆☆☆☆
  星1つです。

「マイブルーベリーナイツ」

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ウォン・カーウァイがずっと好きで、
出演者も気になる人ばかり。。
この映画の公開を楽しみにしていたのに
ウォンカーウァイの演出が悪い意味で目立ってしまった。

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独特の色で描き出された絵は、相変わらず美しい。
温かく優しくもあり、それでいてどことなく哀しげな映像は、
引き込まれてしまう。

が。。観ている間、もうずっと違和感がありあり。

独特なカメラワークも(今回はクリストファー・ドイルじゃない)
含みを持たせたセリフ回しもどこか空転してしっくりこず・・。

だってもう設定に無理がある。
アメリカのねーちゃんが失恋したくらいで、あんな思いつめて傷心旅行するか?
あんなウブなキスをするか??
あんなに遠まわしで意味深な発言をするか?
ウォンカーウァイとアメリカ文化がミスマッチすぎ。

やっぱりアジア人独特のあの感性を
欧米人が理解して演じるのは難しいのかな?

それとも今までのカーウァイ映画のアジア色が
強かったため、そう見えてしまったのか?

初めてカーウァイの作品を見る人はどういう
印象を受けるのだろう?

いずれにせよウォンカーウァイが第二のヴェンダース
(ローカルな魅力のある監督がアメリカで映画を撮った途端普通になってしまう)にならないことを祈る。

評価すべき点はノラジョーンズ、ナタリーポートマンの演技!
と、ラストのキスシーン!あれは中々ロマンティックで良かった!!
きっと女の子はああいうの好きなんだろな。

というわけで今回の評価
★★☆☆☆
星2つです。

プロフィールはコチラ


スゥィーニー・トッド

あまり観たい映画ではなかったんですが。
観てきました、巷で評判が真っ二つの映画
「スゥィーニー・トッド」!

はじめに一言。
素晴らしかった!
なんとも完成度の高い映画!

ティム・バートンの世界観ここに極まれり!
といった感じでしょうか?

グロさ・ユーモラスさ・可愛さ・ドキドキ感・せつなさ
が絶妙なまでのバランス。
この人受けする/しないのラインギリギリをつけるのは
世界でもこの人だけでしょう!

ハリウッドにありながら決してただの
勧善懲悪映画にならない、でもちゃんと
エンタテイメントとしても楽しめちゃう
このセンス!素晴らしすぎます!
最後の血を噴出しながらのシーンなんて
もう、天才!!!
グロくて、切ない、でもなんだか美しくて、ほっとけない。
あんなエンディング観たことがない・・・。

そしてやはりジョニー。
はじめの30分はなんとなく
ジョニーの役柄に馴染めないけど、
もう一気に持っていかれます。
切ない過去を背負った、繊細な殺人鬼に
ピッタリはまります。

人を裂く前にするあの切なげな目。
哀愁と艶を含んだ歌声。
やはり彼もまた天才です。

映画全体としても、ラストに連れテンポが
速くなっていきドキドキハラハラさせてくれる
いわゆる映画の王道を踏んでおり、
楽しませてくれます。
カンの鋭い人は途中でオチが分かってしまう感が
あってそこが少々残念です。。

まだ観ていない人、
この映画をジョニーデップが出ているから、
ジョニーの格好いいとこを観たいから観るのではなく、
ひとつのアートとしても観てあげてください。

きっとこの作品とジョニーのことがもっと好きになると思います。

が、あんまりティム・バートンの映画を観たことがない人、
ただただエグくて気持ちの悪い映画になるので要注意です。





予告編

偉大なクリエイター

巨匠リドリー・スコットの『ブレードランナー』を観にいって来ました。

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この映画は1982年制作のSFの金字塔なんですが、

初公開から25年を経た現在も色あせない先駆的な映像美。

舞台は2019年という設定なんですが、

今現在を予測していた様な描写も多々見受けられ

驚愕しました。


以前、世界で最も偉大なクリエイターは円山応挙とアダムスキーである

という話を聞いたことがあります。

丸山応挙は「足の無い幽霊を」、アダムスキーは「円盤型UFO」を

視覚化したことで有名ですが、それ以降、

幽霊は「足の無いもの」、UFOは「円盤型」というのが定説になり

目撃者は「足の無い幽霊」「円盤型のUFO」を見るようになりました。


一枚の絵、写真からその後何百年に渡る“そのもの”のイメージを形作って

しまったのです。

リドリー・スコットもやはりそういった偉大なクリエイターの一人で、

リドリー・スコットの描いた未来、それを見て育った子供は

無意識に未来をその画に近づけていくのかもしれません。












「ジャリズム」の頃からファンでした。やっと時代が世界のナベアツに追いついた。。
天才です・・。残り1:34からは神です。

プラネット・テラー in グラインドハウス

職場から映画館が歩いて行ける距離にあるっていうのはなかなかいいモンです。
こうもアクセスしやすいと、「ちょっと気になる映画」程度でも足を運んでしまいます。

で。この手の映画が昔っからどうも好きで、気になってはいたんですが、
観にいってきました「プラネット・テラー in グラインドハウス

今回の感想・・・なんだかんだ言ってもやっぱり映画は「エンターテイメント」!

B級映画好き!80年代映画好き!
ジャンク映画好き!古き良き時代の映画好きなら必見!
 
よくY!映画レビューなんかでは「ストーリーに矛盾ありまくり」というものがありますが、
これは明らかに故意で「良質な矛盾」を作っているのです。

それが80年代ジャンク映画、ゾンビ映画への最大のオマージュ。
グロくて、ストーリー展開もメチャクチャんだけど、どこか愛らしくて憎めないあの世代の映画たち・・・。
もう監督の映画愛をヒシヒシ感じます。

驚きどころ、セクシー、笑い、恐怖、謎、胡散臭さなど映画の全ての要素が
ごっちゃ混ぜに詰まっていて、子供の頃に観た映画への「ワクワク感」
を久々に感じることが出来ました!

まじめに観るもんじゃぁありません。
もう子供心に還って無心で楽しんでください。
で、後から大人目線で突っ込みどころを反芻し、思い出し笑いしてください。
この映画はあくまでもそういう目的で作られています。
敢えてこう創っている監督の映画愛を感じてください。

しっかし、主人公が真剣な顔してポケバイ乗るシーン!!!!
今年一番の笑!!!!

もう思い出しただけでホクホクです・・・。

あ、ちなみにグロイの嫌いな人、嘔吐するかもなんで気をつけてください。
この映画批評はあくまでも私の主観です。あしからず。

エディット・ピアフ

観てきました。
今何かと話題の「エディット・ピアフ

まぁほんとは何も興味なかったんだけど、
特に観たいものがなかったので
なんとなく観賞。

で、感想からいうと・・・
2時間半に及ぶ重厚な正統派映画。
鳥肌もんです。3度くらい鳥肌が立つシーンがありました。

なんだこの気難しくて、不細工なおばちゃんは?
というファーストインプレッションは物語が進むにつれ
見事にひっくり返され。
人間味溢れたダメキャラに共感しまくりでした。

シャンソンは人生を歌うのだ、と聞いたことがあります。
きっとピアフの様な破天荒な人生だからこそ
あんなにも胸を打つ歌が歌えるのだろなぁ
なんて観賞中からいろいろ考えてしまいます。

で、そんなピアフの歌唱シーンは見物!
鳥肌もんです!
特に恋人に先立たれた後、めまぐるしく
歌唱シーンに移行するシーンはブラボー!
てっきり歌のシーンはピアフのものを吹き替えで
使用しているものと思っていたら、
主演のマリオン・コティヤールの歌声と聞いてビックリ!
きっと彼女の人生も起伏にとんだ素晴らしい人生なのでしょう。

難点をあげるとすると分かりにくい
時系列の進み方。
このシーンは果たして何年のもので、
あの事件より後で・・・。
なんてこんがらがってくるのでもう少し
スッキリでしていれば。。

あとラスト!ラストは明らかに「愛の賛歌」だろ!
ってみんな突っ込みたくなるはず。

いずれにせよ芸術の秋、映画の秋にピッタリの映画。
おすすめです。

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